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世利行政書士事務所

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エンタメのわかる行政書士です。大手レコード会社で、企画・制作・販売・宣伝・営業とオールラウンドに携わった経験と実績を活かし著作権契約書の作成、知的財産権の保護等はもちろん、商品開発、マーケティング、広報・宣伝のアドバイスまで幅広くビジネスをサポートさせていただきます!

「エンタメのわかる行政書士」ができるまで

「エンタメのわかる行政書士」って何をしてくれるの?
行政書士に相談するメリットってあるの?

———そんな疑問を持たれた方は、私が「行政書士として独立しよう!」と思った経緯をお知りになれば、納得できるかもしれません。

少々長くなりますが、私のキャリア・ヒストリーにお付き合いください。

レコード会社でエンタメ業界の
主幹業務をすべて経験。
だから、「エンタメがわかる」!

中学時代、私は「オフコース」というバンドに出会いました。
何をかくそう、今でもバリバリの小田さんファンです(笑)。
「オフコース」をきっかけに、音楽から多大な影響を受けて青春時代を過ごした私は、いつしか、モノを作る仕事に憧れるようになります。
モノはモノでも、形のあるモノではなく、音楽のように、目には見えないけれど確固としてそこに存在し、人の心を揺さぶり、誰かの思い出と共に生き続けるモノ…。

大学は法学部でしたが、法学部政治学科というところで、実は、どちらかというと後者(政治学)の方がメイン。この頃は、まさか自分がのちのち法律関連の仕事をすることになるとは思いもせず、夢を実現すべく、ゼミ(マスコミュニケーション論)に力を入れていました。
大学卒業後、運良く大手レコード会社に就職することができ、中学時代からの夢を実現する第一歩が踏み出せたのです。

昭和から平成に変わったばかりだった当時、音楽を楽しむ手段はまだまだCDが主流で、記録メディアとしてMDが出てきたかな?ぐらいのタイミング。
営業職でキャリアをスタートさせましたが、レコード店、CDショップがまだまだ多数存在していた時代ですから、首都圏近郊の小さなレコード屋さんのおじちゃんとケーキを食べながら楽しく雑談することも、CDショップの店長さんと仲良くなって、担当アーティストのPOPを作ってもらうことも大切な仕事でした。
クリエイティブではなかったけれど、いろいろなお店の人たちと音楽について話す毎日が、なんだかとても楽しかったことを覚えています。

入社4年目で宣伝セクションに異動になり、テレビやラジオ、雑誌など、いわゆるマスメディア業界とのお付き合いが始まります。
ここでの経験から、「売りたい商品があるとき、どのような宣伝戦略を練り、どのターゲットに、どのようなタイミングで、どのようなパッケージの商品を提供すれば良いのか?」といった勘どころのようなものを養うことができました。
アルバムセールスが100万枚超のスーパースターが、次々と登場していた空前の洋楽ブーム。外資系CDショップも次々と店舗数を増やし、規模の大きなキャンペーンなどを多数経験させてもらえたことは、今考えるとラッキーでした。

さらに3年後、ディレクターとしていよいよ制作の仕事に携わることになります。
ビジネスとしての音楽制作は、趣味の世界とは大きく異なります。やはりビジネスですから、クリエイティブなセンスがあれば制作現場のディレクションが行えるかというと、それだけでは成立しない場面が多々あります。
営業のことも宣伝戦略もわかった上で、スタッフに指示が出せる。それも、ディレクターに求められる重要な資質でした。ですから、少々回り道に見えるかもしれませんが、セールス→プロモーション→ディレクションとたどった私の経歴は、ある意味、業界での王道ルートのひとつだったのです。

会社第1号の“育休復帰者”に。
仕事と育児の両立を経験したから
「女性活躍」についてもわかる!

さて、私がディレクターとして手がけたのは、ヒット曲を集めて再編集する、いわゆる「コンピレーションCD」の企画・制作です。
この頃、私はプライベートでも大きな経験をします。第一子を出産し1年半の産休、育休を取得したのです。

音楽業界というと、夜を徹したレコーディング、不規則、ハード…といったイメージを持つ人も多いと思いますが、なにせコンピ・セクション。新たに音源を作成する必要がないこともあり、出産前から比較的規則的な生活ができていました。
そんな環境のおかげもあって、育休復帰後も周りの協力を得て仕事と家庭の両立が実現できました。後から聞いたら、実は自分が、関連会社でない本業レコード会社での「育休復帰者第1号」だったらしいんですけれど(笑)。

ただ、私自身は、コンピ・セクションのようにワークスタイル的に恵まれた部署にいなくても、「初の育休復帰者」という期待をかけられなくても、仕事を辞めようという選択肢はそもそも持っていませんでした。
これは、中学、高校時代に受けた教育の賜物かもれません。
女子校でしたが、自立をモットーとした校風が色濃かったせいか、当時から同級生の多くが、「出産しても、当然一生仕事は続けるよね?」「専業主婦、面白くないよね?」という価値観だったのです。

まぁ、我が家の場合、妻より夫の方が寿退社をしてしまったというか(笑)。結婚を機にキャリアチェンジを決断し、一部上場企業を辞め、公認会計士を取得するために勉強に専念していましたので、私の方は辞めるに辞められないという事情もありました。
でも、この夫の決断も、私はことさら特別なことだとは感じませんでした。
叶えたい人生を送るために、時に立ち止まったり、回り道をすることは、決してロスではありません。むしろ、必要なことだと思うのです。
「専業主婦を養ってやっていける家があるんだから(正直なところ、音楽業界で働く男性の多くは、未だに専業主婦の奥様と結婚生活を送っている人が多数派です)、専業主夫家庭でも大丈夫でしょ」と、わりとドーンと構えていました。

学生生活を終えたばかりのときは、自分の価値観が世間一般とズレているな、と感じることもありましたが、ここに来て世の中の変化とマッチしてきているように感じています。
私の中に“自立”の芽を育んでくれた母校には、今でも感謝しています。

母、妻、ディレクター、管理職…。
多様な人生経験を積んできたから、
「書類作成代行」だけじゃない!

2000年代に入り、リングトーン(着メロ)やダウンロードといった新しいビジネスモデルが登場し、CDの売り上げが急速に落ち込み始めます。
かつてのような大ヒット作品を出すことが難しくなり、私が第二子の出産から職場復帰して数年経つ頃には、3万枚も売れれば“御の字”といった状況に…。

ですが、一方で、ダウンロードが主流となりつつある中でも、以前のようにCD商品を好んで購入するカスタマー層が浮き彫りになってきたのです。それは“主婦”層。
さすがに、入社当初には予測もしていない流れでしたが、子どもの通信教育最大手企業と制作協力しての音楽・DVD制作や生協カタログ向けのオリジナルCD企画など、主婦をターゲットにしたCDは、ニッチだけれど確実に売れました。
そして、CDに親しみがあって購買力もあるアラフォー女性と同年代で、主婦経験、子育て経験もあり、企画商品のパッケージングまでできる…そんなスペックを持つ人材は、音楽業界にそう多くは存在しません。

そう、それはまさしく私でした(笑)。

CD(楽曲)が売れない、音楽業界が衰退している。 ———そんな話を本当によく聞くご時世になりました。
ですが、「音楽を聴く」という行為は、そう簡単になくなるものではありません。
「主婦向けCD企画」のように、聴きたい相手に聴きたいカタチでパッケージングすれば、まだまだ活路は見いだせる可能性もあると思います。
また、音楽を「音楽」業界で区切るのではなく、さまざまなフィールドとつなげて行くことで、まだ見たことのない、新しいエンターテイメントが生まれるかもしれません。

現に、新たな試みを行っている人たちはたくさんいて、驚くほど完成度の高い作品、パフォーマンスを生み出しているアーティストもたくさんいます。
けれど、マーケットが衰退した影響もあって、そのような素晴らしい人たちが認知されにくい、認知されても活動を続けられるだけのビジネスに結びつかない、といったジレンマがさまざまなところで起こっています。

「自分の経験を活かして、この状況を変えられないか」
「新たな試みをしている才能豊かな人たちをサポートできないか」

そう感じるようになったことが、“行政書士”という資格を意識し始めたきっかけでした。

“行政書士”のメイン業務というと、一般には法的書類の作成代行というイメージが強いと思いますが、私個人が感じるこの仕事の最大の魅力は、自分の人生経験をフル活用しながら、悩みを解決するアドバイスをしたり、いろいろな視点で提案をさせていただいたりしながら、お客さまと一緒に、現状をより良く変えていける点だと思っています。

そして、その面談やコンサルティングの後、法的な手続きが必要なら、私が書類を作成することで、課題が一挙に解決する。いわば、「1人ワンストップ・センター」として機能できる点が、有資格者であることのメリットなのです。(※)

「エンタメのわかる」と銘打っている行政書士は、それほど多くはありません。
ですが、著作権関連の手続き以外にも、業界経験のある行政書士がお手伝いできる側面は、たくさんあると考えています。
私のこれまでの経歴をご覧になって興味を持たれた方、まずはお茶でも飲みながら、気軽にお話をしてみませんか?

(※案件によっては行政書士ができない手続きもございます。その際は、こちらから有資格者におつなぎすることも可能です)

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